和紙文化のデジタル保存と継承への取り組み
紙文化国際交流協会は、2019年の設立以来、日本の伝統的な和紙文化のデジタル保存と国際的な発信に注力してきました。
私たちの歴史は短いながらも、最新のデジタル技術を駆使して伝統的な紙文化の価値を記録・保存し、世界に向けて発信する取り組みを積極的に展開してきました。短期間ながらも、和紙文化のデジタル化において着実な歩みを進めています。
設立からの歩み

構想期
日本の伝統的な和紙文化の価値をデジタル技術で保存し、世界に発信するという構想が生まれました。デジタル技術と伝統工芸の専門家たちが集まり、協会設立に向けた準備会議を開始。和紙文化のデジタルアーカイブ構想の基本計画を策定しました。

設立期
東京で正式に「紙文化国際交流協会」を設立。伝統的な和紙製作技術を持つ職人と、最新のデジタル技術に精通した専門家が連携し、協会の基盤を構築しました。東京都からの支援を受け、事務所を開設。設立社員:馬通富株式会社、株式会社M・T・Fテック

オンライン活動の拡大
和紙関連書籍のデジタル化を開始し、オンラインでの情報発信を強化。YouTubeチャンネル「Washi Digital」を開設し、和紙製作工程や歴史についての動画コンテンツの配信を開始。和紙文化に関する国際的なオンラインセミナーを毎月開催し、世界中から参加者を集めました。

デジタルアーカイブ本格化
和紙の製法や技術、歴史資料をデジタル保存する「和紙デジタルアーカイブ」プロジェクトを正式に開始。文化庁の支援を受け、全国の伝統的な和紙製作地を訪問してインタビューと映像記録を収集。8Kカメラを用いた高精細映像での記録作業を実施しました。

3D技術の導入
高精細3Dスキャン技術を導入し、伝統的な和紙作品や製作道具のデジタル記録を本格化。VR技術を活用した「バーチャル和紙製作体験」アプリケーションの開発を開始。東京・京都・高知での常設展示スペースを確保し、実体験とデジタル体験を融合した新しい展示スタイルを確立しました。

AI活用の展望
AI技術を活用した和紙の特性分析と分類システムの開発に着手、伝統技術の科学的記録と分析を推進。国際的な学術機関との提携を拡大し、和紙文化の保存と発展に関する研究プロジェクトを共同で開始。世界各国の紙文化団体とのネットワークを構築し、国際交流イベントの定期開催を計画しています。
重要な出来事
協会の歴史における主要なマイルストーン

協会設立
デジタル技術専門家と伝統和紙職人が中心となり、和紙文化のデジタル保存と国際発信を目的とした「紙文化国際交流協会」を東京で設立、設立社員:馬通富株式会社、株式会社M・T・Fテック

デジタルアーカイブプロジェクト開始
和紙の製法や技術、歴史資料をデジタル保存する「和紙デジタルアーカイブ」プロジェクトを正式に開始

オンラインプラットフォーム構築
新型コロナウイルス対応として、オンラインワークショップと「バーチャル和紙製作体験」プラットフォームを開発・公開

3Dスキャン技術の導入
高精細3Dスキャン技術を導入し、伝統的な和紙作品や製作道具のデジタル記録を本格化

和紙製品販売の拡大
和紙種類が500以上になる

AI活用プロジェクト開始予定
AI技術を活用した和紙の特性分析と分類システムの開発に着手、伝統技術の科学的記録と分析を推進
協会の運営体制
任期 | 役職・氏名 | 主な担当分野・実績 |
---|---|---|
2019-現在 | 馬 俊斌 (理事長) | デジタルアーカイブ戦略全般、国際連携の統括責任者。デジタルミュージアム学芸員。 |
私たちと共に和紙文化のデジタル未来を創りませんか?
設立から数年の若い協会ですが、伝統とテクノロジーの融合による新たな価値創造に挑戦しています。あなたもこの革新的な取り組みに参加しませんか?