アーティスト連携プログラム

アーティスト連携プログラム
伝統と創造の出会い

アーティストと和紙の創造的融合

紙文化国際交流協会では、アーティストと和紙職人の創造的なコラボレーションをサポートするプログラムを提供しています。現代アートの表現者と日本の伝統和紙職人が交流し、互いの技術と感性を共有することで、新しい芸術表現や和紙の可能性を追求します。国内外のアーティストを対象に、レジデンスプログラム、共同制作プロジェクト、材料提供・技術サポート、展示発表など、様々な形での連携を実現。伝統と革新が交差する場を創出し、和紙文化の新たな展開と国際的な芸術交流を促進します。

異分野間の交流
創造的な協働
国際的なネットワーク
伝統技術の革新

プログラムラインナップ

アーティスト・イン・レジデンス

アーティスト・イン・レジデンス

和紙産地での滞在制作プログラム。国内外のアーティストが伝統的な和紙産地に滞在し、地元の職人から技術を学びながら作品を制作します。1週間から3ヶ月の期間で、完全な創作環境を提供し、作品発表の機会も設けています。

プログラム費用:¥300,000〜/月(滞在費・材料費含む)
共同制作プロジェクト

共同制作プロジェクト

アーティストと和紙職人が協働して作品を制作するプロジェクト。期間限定の特別プロジェクトとして、テーマ性のある作品や大型インスタレーションなどを共同で制作します。展覧会やイベントに向けた制作が中心です。

プロジェクト費用:プロジェクト規模により異なる
材料提供・技術サポート

材料提供・技術サポート

アーティストの制作活動に対する和紙材料の提供と技術的なサポート。特殊な和紙の調達、制作現場への技術者派遣、アトリエでの技術指導など、作品制作をバックアップします。オーダーメイドの和紙開発も可能です。

サポート費用:内容により異なる
展示・発表支援

展示・発表支援

和紙を使用したアート作品の展示・発表を支援するプログラム。展示スペースの提供、展覧会の企画・運営、広報活動のサポート、作品販売の仲介など、作品発表に関する総合的な支援を行います。

支援費用:展示規模により異なる
交流ワークショップ

交流ワークショップ

アーティストと和紙職人が共同でワークショップを開催するプログラム。一般参加者向けに、芸術表現と伝統技術を融合させた創作体験を提供します。教育機関や美術館などとの連携も行っています。

ワークショップ費用:¥100,000〜/回
創作活動助成

創作活動助成

和紙を活用した芸術創作活動に対する助成プログラム。年に一度の公募で選ばれたアーティストに対し、資金援助と制作環境を提供します。若手アーティストの育成と和紙文化の発展を目的としています。

助成金額:最大¥500,000/件

連携プロセス

1

問い合わせ・相談

アーティストからの問い合わせに基づき、プロジェクトの目的や内容、期間、予算などについて初回相談を行います。

2

プログラム選定・提案

アーティストのニーズと創作内容に合わせて、最適なプログラムを提案します。特別なニーズがある場合はカスタマイズも可能です。

3

職人・専門家マッチング

プロジェクトに最適な和紙職人や技術専門家とのマッチングを行い、協働体制を構築します。

4

契約・準備

具体的な内容、期間、費用などについて合意の上、契約を締結。制作環境や必要素材の準備を行います。

5

プログラム実施

計画に基づいてプログラムを実施。定期的な進捗確認や調整を行いながら、創作活動をサポートします。

6

成果発表・評価

制作された作品の発表機会を提供し、活動の成果を共有。今後の展開についても協議します。

連携事例

国際アーティストとの連携事例

北欧アーティストとの越境プロジェクト

フィンランド出身の著名インスタレーションアーティストと福島県の和紙職人とのコラボレーション事例。3ヶ月間のレジデンスプログラムを通じて、「光と影の記憶」をテーマにした大型インスタレーション作品を共同制作しました。アーティストの光の表現技法と、和紙職人の透過性のある極薄和紙製作技術を融合させ、自然光や人工光に反応して表情を変える立体作品を完成。東京、ヘルシンキ、パリでの巡回展示を実現し、国際的な注目を集めました。この協働を通じて、和紙職人側も新たな技法開発に着手するきっかけとなり、伝統技術の革新にもつながっています。

展示来場者数:計12,000人以上
若手アーティスト支援事例

若手アーティスト育成プログラム

日本の美術大学と連携した若手アーティスト育成プログラムの事例。卒業制作を控えた美術学生5名に対し、和紙材料の提供と技術サポートを1年間にわたって実施。学生たちは定期的に和紙産地を訪問し、職人から直接指導を受けながら、現代アートと伝統和紙を融合させた作品制作に取り組みました。完成作品は卒業制作展のほか、当協会主催の特別展「新世代の和紙表現」として東京と京都で展示。若手アーティストの登竜門としての役割を果たし、参加者の半数が卒業後も和紙を使った創作活動を継続しています。地域の和紙産業にとっても新たな表現の可能性を見出す機会となりました。

参加者の1名が「若手芸術家奨励賞」受賞

対象者と申請条件

対象アーティスト

プロフェッショナルアーティスト、美術大学学生・卒業生、アートディレクター、工芸家、デザイナーなど、和紙を用いた創作活動に関心を持つ多様な創作者を対象としています。国籍や年齢、経験の有無は問いません。

申請条件

申請書類として、ポートフォリオ、プロジェクト企画書(目的、内容、期間、予算など)、和紙を使用した制作に対する思いや考えを記載した志望動機書が必要です。公募プログラムについては、年に1〜2回の募集があります。

期待する成果

連携を通じて、和紙の新たな可能性を探求する作品の創出、伝統技術と現代表現の融合、成果発表を通じた和紙文化の普及、継続的な協働関係の構築などを期待しています。作品の著作権はアーティストに帰属します。

アーティスト連携プログラムについてのお問い合わせ

アーティスト連携プログラムへの参加、協働プロジェクトの提案、助成金申請などに関するご質問は、こちらからお気軽にどうぞ。担当スタッフが丁寧にご対応いたします。

お問い合わせフォーム
artist-cooperation@pcaie.org 03-XXXX-XXXX(アーティスト連携部)